家づくりの工法

この工法では、従来の通気口の部分に扉(ダンパー)を設置し、開閉ができるようにした。同様に屋根裏の棟の部分にも扉(ダンパー)を設置している。上下のダンパーの働きは、簡単に言えば給気と排気のようなもので、空気は温度差によって移動するから、外気は開放されたダンパーから床下に向かって移動する。火事にも備えましょう。←こちらでのサイトではいろいろな住宅情報を取り揃えております。このとき、水蒸気も床下に侵入する。温度の高い方から低い方に流れるのが気流であり、風として感じているものである。空気中には必ず水蒸気が含まれているもので、空気と同様に高い方から低い方に流れる。これにより結露が起こる。結露は冬期のみに起こる現象ではなく、梅雨時の蒸し暑いときなどに、コンクリートの床が水を撒いたように濡れるのは、結露によるものである。土間コンクリートの下には防湿シートがあるため、土湿の発生はないが、コンクリートの表面温度二○度のとき、外気温が二五度で湿度九○%の条件で、ダンパーを開放すると、床下の土間コンクリートの表面に結露が発生する。鐘淵化学工業のカタログには「この工法の断熱材であるカネライトフォームは独立気泡であるため、水分や湿気の侵入を防ぐ」とある。断熱材が水分を含んで保温性を低下させることはないが、土台、柱などの木部、壁材の石膏ボードなどへの着湿を防ぐことができないことの方が問題だ。床下のダンパーから、涼しい外気や放射冷却による冷気を取り入れ、屋根裏のダンパーから排出させると言うが、これを、ゆるやかな上昇気流と表現している点に疑問が残る。

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